001-030BACK
息を奪う行為
自分を失う覚悟
肌を伝う狂気
目を逸らすくらいなら
君影草に願う
言わせないで
諦める前の悪あがき
穏やかで、でも苦しくて
捕らわれた一つの自由
空と君が泣いている
空蝉に語る言葉
理由が必要ですか?
思い出にさせないで
与え続けて残ったものは
孤月希求
縋り付く眼差し
孤独の心理
多重関係の絆
蛍光色の照明
見捨てる側の葛藤
まだ翼は生えてこない
光を恐れる瞬間
沈黙で語る
自己防衛の涙
適応しない感情
優しさに傷つく
理解を求めていないのに
条件つきの信頼
側に居ない安心感
遠くを目指して、ただ走る


031-060BACK
背中に問いかける
生き残りの疵痕
屈託した微笑み
ただ隣に立つことを望む
勲章が増える意味
昏く淀む世界
偽善すら存在しない
終わるモノと始まるモノ
選択肢の中の君
悲哀を形作る唇
窓に映る影を待つ
君のその手で仕上げて
零れ落ちる追憶
この隙間は埋められない
左手に残る思慕
変化に脅える
君が欲しがった束縛
あなたへの最後の贈りもの
何かの象徴であること
緩やかに朽ちてゆく
漆黒に微睡む
戦い疲れて眠りにつく場所
淘汰されるべきは何か
流されていくだけ
救ってくれなくてもいい
声に出して泣いて、笑って
溺れるなら俺だけに
特別な存在の否定
あなたとなら越えていける
歪んだ言葉


061-090BACK
やがて悲劇を呼ぶ出会い
夢でさえも僕を拒絶する
遠ざかる鏡像
甘い裏切りに酔う
見えない荊に捕らわれて
目覚めた一瞬の喪失
群青に身を沈めて
今ならまだ放してやれる
音に縛られる
生きていくだけ
本気にさせるな
消せてしまえたらいいのに
続いていく関係
触れればまだ温かい
痛みに慣れてしまわないで
あなたにしか渡さない
愛しさを伝え合う
傷つけてしまえば良かった
そこに確かにあったもの
もうあなたの音しか聴こえない
君の光の影になる
機械仕掛けの鳥が見る夢
変わることを望んだ君に
贖罪を求めて握りしめた手
繋がりに居場所を探す
何かを代償にして得たもの
呆れるくらい名前を呼んで
解け始めた二人
笑い合えた今日を抱いて
自己疎外感に立ち尽くす