091-120BACK
今を走る意味を知る
勿忘草でつくる花冠
辛いと言えなくなった子ども
手の平を合わせて感じるぬくもり
生きた証を与えて下さい
君へと向かう情を伝えられたら
一つひとつ君の足跡を辿る
不確かでもいいから
愚かと思われても前に進む
揺らぐ視線ですべてを悟る
閉ざされた世界の自由
指と指を絡めても
誰にとっての本物であるのか
錆びついた十字架に祈る
跪いて願うことも許されない
置いて行かれた僕等の生きる場所
棄却したはずの過去
曇り硝子越しに触れるくちづけ
目標と目的の相違
信頼の在処
報復は蜜のように
黄昏に還りたいと呟く
矛盾に気づきながらも
刃を向ける矛先を違えるな
得たものと同等の喪失
嘲りと同情の狭間で
未だ果てぬ悪夢
ひび割れた壁に手をついて
震える指先に触れて
温度を感じる余裕もない


121-150BACK
その名前じゃなく僕を呼んで
夢を語る君の幻
確かな愛の印
踏みにじられた誇りを掲げ
最後まで戦人であれ
引き継がれた輝き
恋と錯覚するには足りなくて
飛び越えた領域
花咲くように君と笑おう
答えのない君への謎
非日常への誘い
落としたのはあの日の過ち
いくつもの嘘と君との時間を重ねて
君を飾る黒と白
歩き出す君に杖は要らない
英雄製造計画
怠惰な平和
限界が見えない恐怖
強さを求める弱さ
笑顔がすべてを隠す
突き放して欲しいと縋る君
もう還らないもの
鐘の音で別たれた道
響く雑音に乗せる歌声
穏やかな苦痛を与えよう
僕を知らない君と歩む
きつく抱いた激情
螺旋状の想い
一枚の羽根で飛べるという空
偽るために閉ざした瞳


151-180BACK
たった二人きりの王国
何ひとつ持たずに歩き出す
画面越しの待ち人
不幸がなければ幸せかい?
弱い者に希望を押しつける
探すのは言葉か自分自身か
夜空を見上げて眩しいと思った
何も望まない贅沢
すべてを語る必要なんてない
安心させるために不安になる
何度でも間違えばいい
終止符が見つからない
綺麗なものだけ見えなくなる
背中合わせが一番遠い
終わった世界で僕は嗤う
続いてる地面の先に君は居ない
あなたが選んだ私の居ない未来
正しさなんて誰が決めても誤りだらけ
奪うなら最後まで残さないで
鳴かない鳥と飛ばない鳥と
行きたい場所に近道はない
最後の一息は君の名を呟いて
夢を見て夢を失う
触れ合う前に告げる言葉
複製された自由の箱庭
解いた紐は結び直さずに
捧げたのは愛ではなくて
壊そうとしなかったくせに
砕いて飲み干した栄光
視界に先があるなら進め