181-210BACK
君の手を掴んで
数字が変わるだけなのに
一生に一度の逢瀬
恋愛は怖がった方が負け
何が入ってるの?
あなたを得るため捧げたもの
鏡の中の私によく似た人形
苦いお菓子は君のため
肘掛けのない椅子
十字花冠の花の名は
黒板に残された告白
疑問符だらけの掛け合い
君の名を奏でる笛の音
頑張って疲れたら僕を呼んで
煙草の煙とあなたの涙
道端の石に気づくことなく
失ってまた探す旅
揺れる水面と君の声
頬杖ついて見つめる先
右手の爪痕
有効期限のある関係
証明してあげるから
癒えない傷を抱えて
落書いた君の名前
世界を覆してみせようか
吐息で触れ合った夜
誰があなたの側にいるの?
いつまでも笑い合える
空が落ちて君に出逢った
僕はきっと飛べる羽根を持つ


211-240BACK
泡にもなれない人魚姫
君の愛の在処
墓か導か
揺らがない瞳
過ちの雫
恋の柔らかさ
君が生きた地図
君の中の空
扉を閉じて開く道
唇に残った罪
失うことを恐れるから守れる
四度目もあるのかい?
望むならば刃となって
気休めの言葉をちょうだい
二つあったはずなのに
一番不吉な色は何?
蜂蜜みたいな笑顔を見せて
湖面に沈む想いを抱えて
僕を動かしていたのは
再び出逢う哀しみを
鏡を覗けばいつもの泣き顔
冷たい水で温もりを忘れさせて
朝一番君に微笑みをあげるよ
私を育てて咲かせてよ
崩れそうな君の誇り
風に流れて消えてしまえば
僕たちの何が違うの?
どれを選んでも君が幸せなら
空と君を隔てるのは
前を向くから先がある


241-270BACK
君の影と僕の距離
空を映す君の瞳さえあれば
君を越えて遙か先へ
一片の葉にさえ満たない想い
幻を求めて目を閉じる
裏切りの愛情を捨てて
足下にある幸せの欠片
条件反応の恋をして
焼けつく指先の熱を覚えて
薄闇に惑わされて
敵も味方もいない戦場で
雑踏に紛れて消えていく
切り捨てられた感情
鈍色の世界で僕はひとり
窓を開けて光に出会う
強さとか弱さとかいう前に
指でつながる隣同士の僕らは
嫌いでいいから想っていて
必ず追いついてみせるから
揺らがないその瞳に映る至福
君に宿る焔にすべてを捧げた
瓦礫の城で忠誠を誓う
空も海も君の中にあるから
武器を持つ左手に
死さえも二人を引き離せない
絆が呼ぶ悲劇の幕開け
あなたの最後は見届けない
白い花が降る街角で
閉ざされた扉の先にあるもの
お伽話の終わり方