【透明な檻の内側で】
二人だけの居場所

あなたとわたし

そして
終わりと始まりを告げる音

他には何もなくて
何も要らなくて

ただ静かに眠りにつくだけ


あなたが起きて
わたしが眠って

二人で同じ夢を見ることも
同じ景色を見ることもない

単調な音だけはいつも一緒
音だけで繋がっている二人

いつか
静かに朽ちていくのでしょう

あなたとわたし

どちらが先に止まるのか
その時は共に眠りにつけるのでしょう

透明な壁に遮られた
二人だけの居場所で