【刻まれない瞬間】
雑踏に身を潜めて

君はいつも小声で助けを求めてる

誰の耳にも届かない
小さな小さな音

確かに君は生きて
僕らよりも生き急いで

いつも側に居て
いつだって微笑んでいるのに

誰の心にも刻まれず
ただ静かに消えていく


一瞬だけ見せた
あの悲しそうな顔


僕はその顔が好きだったのに
僕はそんな君さえ忘れてしまう